以前にも交流分析については少し触れたのですが、
もう少し詳しく書いていこうと思います。
交流分析ってコミュニケーション理論らしいです。
「病院での心理療法」「企業のコミュニケーション研修」「子供発達援助・理解」などに活用されるみたいです。
交流分析はいわゆる会話術ですかね。
相手が発言してきたときに正しく返せば「会話」は出来るというものです。
あくまで「会話」をするだけ。
正しく会話したら平和的かと言われたらそうではないです。
結局相手によります。
交流分析は5つの枠組みがあります。
・CP:批判的側面(Critical Parent)
・NP:養育的側面(Nurturing Parent)
・A:現実的側面(Adult)
・FC:感情的側面(Free Child)
・AC:抑圧的側面(Adapted Child)
この5つを使って会話をしていきます。
・CP:批判的側面(Critical Parent)
いわゆるリーダー格の人間です。
ただの意地っ張りではなく、相手のためを思って怒ったり、義務感を持った人の事です。
・NP:養育的側面(Nurturing Parent)
めちゃくちゃ人想いな人です。
相手の為になるなら自分を犠牲にしてしまうような人です。
・A:現実的側面(Adult)
0か100か、白か黒かはっきりさせたい人です。
chatGPTのように論理的思考で、メリット、デメリットで動きがちです。
・FC:感情的側面(Free Child)
やんちゃな子供のような人です。
すぐに自分の気持ちを言っていまうような人です。
・AC:抑圧的側面(Adapted Child)
協調性のある優しい人です。
でも自分の意見を殺してしまって疲れてしまうような人です。
では、どうやったら「会話」は進むのか。
相手の発言内容、抑揚とはではなく、本人がどんな気持ちで発言しているか、というところに焦点を当てていきます。
CP→Aで返す
NP→FCで返す
A→Aで返す
FC→FC、NPで返す
AC→CP(たまにNP)で返す
例
CP→Aで返す
CP「どうして終わらせてないんだ!」
(××までにやってくれと頼んだのにどうして出来ていなんだ?)
A「申し訳ありません。」
(終わらせていないのは事実。謝ろう。)
NP→FCで返す
NP「荷物重そうだから持とうか?」
(荷物重そうで大変そうだな、手伝ってあげよう。)
FC「ありがとう。うれしいな。」
(ラッキー!これで荷物が軽くなる!)
A→Aで返す
A「今日の予定を教えてください。」
A「今日の予定は〇〇です。」
FC→FC、NPで返す
FC「今から遊びに行かない?」
(遊びたい~!!誘う!)
FC「いいね!どこ行く?」
(誘われてうれしい!どこいこうかな?)
AC→CP(たまにNP)で返す
AC「申し訳ないのですが、お手伝い頂けますか…。」
(相手の手を止めてしまうけど可能なら手伝ってほしいな…。)
CP「わかった。君は休んでいなさい。」
(仕事を止めるわけにはいかないが、体を壊しては意味がない。)
例えばこんな感じですね。
もっと詳しくってなると結構な量になるので、さわりだけ…。
会話に対して絶対的な正解はないのですが、
参考にはできるかなと思います。
参考にして平和的な会話をしていきたいですね…。
…はすい